ロングヘアの簡単ヘアアレンジ集。不器用でもまとめられる簡単まとめ髪と、前髪あり・なし別に髪を下した状態のヘアアレンジも紹介。真似したくなるヘアスタイルが盛りだくさんです。いろいろなロングヘアの簡単アレンジ方法を、新しいヘアスタイルの参考に役立ててみてください。
【目次】
不器用でも簡単にできる!まとめ髪アレンジ【9選】
【1】ゴム1つでできるパッとまとまるお団子ヘア
■:アレンジ方法
簡単にできるお団子シニヨン。「シニヨンの場合、きっちりまとめ過ぎてしまうと老けた印象になることも。後頭部の髪をゆるっと引き出したり、こめかみの後れ毛を残すことで、今っぽい、こなれ感のある印象に仕上がります」(本木さん)
「うねり」「クセの広がり」「髪表面のホワつき」なども解消できる、とっておきの「シニヨンアレンジ」を紹介します。
STEP1:スタイリング剤を髪全体になじませる
STEP2:お団子をつくる
STEP3:後頭部の毛束をランダムに引き出す
STEP4:残しておいた毛先をお団子に巻きつける
STEP5: 巻きつけた毛先をゴムの中に入れ込む
STEP6:耳元の毛束をゆるめる
STEP7:こめかみの後れ毛を引き出してスタイリング剤をなじませる
〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「後頭部の毛束をゆるめるとクセやうねり、髪表面のホワつきが目立ちにくくなるので、この時期はしっかりとゆるめましょう。ゴムはシリコンゴムではなく、太く大きいヘアゴムを使用すると仕上がりが安定します。お団子をつくるときに、毛先をあえて逃すとこなれ感がさらにアップ。無造作に仕上げることで、大人らしい涼しい印象になれます」(本木さん)
【美容師直伝】驚くほど簡単にできる、梅雨時期に重宝する「シニヨン」
【2】ねじりでできるゆるっと感が女性らしさを引き立てるひとつ結び
■:アレンジ方法
「毛束をねじる」→「ねじった毛束をツイストさせる」→「ひとつにまとめる」→「後れ毛を出す」、たったこれだけ。これが、おばさんに見えないひとつ結びを成功させるポイント!後れ毛を活かした、簡単ひとつ結びを紹介します。
STEP1: 1対2で髪を分ける
STEP2: ハチ上の毛束を左右に分けてねじり、ねじった毛束をツイストさせる
STEP3:ねじった毛束をつまんで崩す
STEP4:ゴムを隠すように毛束を巻きつける
STEP5: こめかみの後れ毛を細く出す
STEP6:耳後ろの後れ毛も引き出す
〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「後れ毛がまとまっているかも重要。後れ毛が乾燥していたり、ダメージでパサついていると、疲れた印象になってしまうので、ワックスを根元から毛先にしっかりと付けてください。ねじった毛束を引き出す時にルーズに作りすぎると『若作り』になってしまうので、程よく引き出すのもポイントです」(CHINATSUさん)
ロングヘアの簡単ひとつ結び|老け見えしない後れ毛の出し方とは?
【3】くるりんぱを応用した華やぎポニーテール
■:アレンジ方法
くるりんぱを応用したポニーテール。「40代のポニーテールは、髪を結ぶ位置によって印象がガラッと変わります。オススメは、耳裏くらいの位置。相手の視線が引き上がり、小顔に見える効果もあります。少し高めに結ぶことで、襟足の後れ毛も色っぽい印象に。女性らしさと小顔効果、どちらも楽しむことができます」(瓜生さん)
くるりんぱと後れ毛で魅せる大人の色気は圧巻。小顔にもなれるというポニーテールのやり方を紹介します。
STEP1: 耳上の毛束を後ろで結ぶ
STEP2:結んでいない襟足の毛束を1の上からひとつ結びにする
STEP3:STEP2で結んだ毛束をくるりんぱする
STEP4:ねじりができた部分の表面をつまんで引き出す
STEP5:後頭部の毛束を指で引き出す
〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「毛先をひっぱりすぎると髪がつぶれてしまうので要注意。後頭部の髪を引き出すときは、頭の型が丸くなるように意識しましょう。後頭部が凹んでいるとバランスが悪いので、絶壁の場合は後頭部に丸みをプラスするような気持ちで引き出してみてください」(瓜生さん)
脱地味!脱若作り!40代ポニーテールは「くるりんぱ」と「後れ毛」が成功ポイント
【4】トップのボリュームと後れ毛で抜け感のあるポニーテール
■:アレンジ方法
40代に似合う大人のポニーテール。「髪を結ぶ」→「トップと後れ毛を引き出す」という簡単2ステップですが、大人の優雅さ、色気、可愛らしさがギュギュッと凝縮された、とっておきのポニーテールです。自宅でも簡単に再現できるので、ぜひトライしてみて!
STEP1: 耳後ろでポニーテールを作る
STEP2: 結んだ毛束をゴムに巻きつけてピン留め
STEP3:3箇所だけ後れ毛を作る
STEP4: 頭頂部の毛束を引き出す
〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「後れ毛はこめかみ、耳裏、襟足の3箇所だけ!この3点ポイントを守っていただければ理想の抜け感を作ることができます。爪でつまんで細く引き出すのがポイント。後れ毛が多いと疲れた印象になるので気をつけてください。頭頂部も引き出しすぎると崩れてしまうので、ゆるっとさせるくらいを意識して。この一手間で抜け感だけでなく、頭の形も綺麗に見えます」(小口さん)
「古臭い」「若作り」と言わせない!40代からのポニーテールとは?
【5】クセを活かしてつくるハーフアップ
■アレンジ方法
- 髪全体を後ろでひとつに集める。
- 集めた髪の耳下から襟足までの髪を取り分ける。
- 耳の上の髪は上の髪にまとめる。
- 上半分をゴムで結ぶ。
- 次に、下におろした髪をひとつにまとめ、上のまとめたゴムの根元に巻き付ける。
- 巻き付けた髪の毛先をスクリューピンで毛先を巻き込みながら、ゴムに目がけてクルクル回しながら留める。
- 後頭部、両サイドの髪表面の毛束を少しずつ引き出す。頭頂部を高く、サイドの髪は出しすぎないように、少量ずつ引き出して。
- 仕上がったら、耳上の髪をすこ少し引き出して、耳の上部分にかぶせて完成。
ゴム1つとスクリューピン1つで仕上がる、簡単「ポニーテール」の作り方を動画でチェック
〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
低い位置でまとめることで、大人の女性でも素敵に楽しめるポニーテールに。そして、髪表面の毛束を引き出したり、耳上の髪をピタッとせずに耳に少しかぶせるというひと手間も、こなれた印象に仕上げるポイントです。
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【6】クセを活かしてつくるハーフアップ
■:アレンジ方法
髪のクセやうねりを活かしたハーフアップを紹介します。「古臭く見える原因のひとつが『きちっと感』。ハチ上の髪は、できるだけゆるくまとめ、根本から少し離した下めの位置で結ぶと一気に今っぽい雰囲気になります。あとは、シンプルなヘアアクセを利用するとアレンジ上級者の装いに。ゴテゴテしたアクセサリーではなく、バレッタなどシンプルなものを選んでください」(本木さん)
STEP1:髪全体にスタイリング剤をなじませる
STEP2:髪表面の髪をざっくりと取って結ぶ
STEP3:ゴムを持って後頭部の毛束を引き出す
STEP4: こめかみの後れ毛を整える
STEP5:前髪にもスタイリング剤をつけて束感を出す
〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「髪を束ねる時は、耳半分が隠れるくらいゆるめにまとめるのがポイント。きっちりまとめ過ぎないことが大切です。こめかみ付近の後れ毛は多めに出したほうが女性らしく仕上がります。広がったりパサついた印象にならないよう、スタイリング剤はしっかりとつけてください」(本木さん)
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【7】くるりんぱで立体感が生まれるハーフアップ
■:アレンジ方法
ボリュームをアップさせるハーフアップを紹介します。後頭部は結び目に毛束を通す「くるりんぱ」でメリハリをつくる。これで、ボリュームのなさを補うことができるそう。ぶきっちょさんでも簡単にできる、ヘアアレンジ術を見ていきましょう。
STEP1:頭頂部の髪をとり、両サイドの耳の先端を結んだラインの高さに結ぶ
STEP2:束ねたゴムを抑えながら、頭頂部の髪を引き出す
STEP3:両サイドの耳の上にかかる髪を束ねてゴムで結ぶ
STEP4:STEP3で束ねた結び目の間から、サイドの髪を束ねた毛束を通す
STEP5:毛束を左右から引っ張り、結び目のゆるみを締める
〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「くるりんぱをすることで、後頭部にも立体感が生まれます。簡単なアレンジなのに、正面はもちろん、サイド、後ろ姿、どの方向から見てもスタイルにメリハリができるんですよ」(西村さん)
【8】ゆるやかな毛流れを生み出すハーフアップ風シニヨン
■:アレンジ方法
ゆるやかなハーフアップ風シニヨンを紹介します。「今っぽく仕上げるためには、『ゆるっとした部分を作ること』『後れ毛をうまく活用する』ことが大切になります。髪をまとめる時はしっかりと崩す、後れ毛は引き出し過ぎると疲れた感じになってしまうので程よく引き出す、この2点がポイントですね」(賀山さん)
「ゆるっとした部分の作り方」「後れ毛のポイント」について解説します。
STEP1: 襟足で髪をひとつ結びに
STEP2: 後頭部の毛束をゆるめる
STEP3: 結んだ毛束の一部をねじる
STEP4: ねじった毛束をゴムに通す
STEP5:団子を指で崩す
〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「下準備として、髪を巻いておくとよりニュアンスのある雰囲気に仕上がります。巻かなくても、アレンジ前にシュシュなどでお団子を作り、髪に動きをつける方法も手間がかからないのでおすすめです」(賀山さん)
【9】クラシカルな印象を与えるギブソンタック
■:アレンジ方法
後頭部の低い位置で髪をまとめるギブソンタックを紹介します。「まずは髪をまとめる位置。後頭部の下の方でまとめてください。位置が高いとトップや後頭部の毛束を引き出したときに頭が大きく膨れたような印象になってしまいます。下の位置にまとめることが、360度どこから見ても頭の型が綺麗に見えるポイントです」(KAYOさん)
やり方を間違えると、「頭でっかちの老けたオバさん」になってしまうギブソンタック。大人の女性にふさわしい、正しいやり方をマスターしましょう。
STEP1: 耳裏からフロント部分の毛束をとってハーフアップに
STEP2: 結んだ毛束をくるりんぱする
STEP3:残した後頭部と襟足の髪をふたつに分ける
STEP4:左右に分けた毛束をくるりんぱの穴に上から通す
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STEP5:毛先をゴムでひとつ結びにする
STEP6:毛先をもう一度くるりんぱする
STEP7:毛先をピンで固定する
STEP8:耳上の毛束をゆるっと引き出す
STEP9:頭頂部と後頭部の毛束をつまんで引き出す
〈アレンジのワンポイントアドバイス〉
「アレンジの前に、ドライヤーで根元をこするように乾かし、モヒカンラインを立ち上げておくとシルエットに丸みと女性らしさが出ます。あとは全体をランダムにコテで巻き、クリームワックスをなじませておいてください。髪がパサついてまとまっていないと『やつれ感』『疲れた印象』になりかねません。とくにもみあげ、顔まわりの毛束には入念になじませるといいですよ」(KAYOさん)
古臭いオバさんとは言わせない!今っぽい「ギブソンタック」をつくる9ステップ
「前髪あり」ヘアアレンジ【6選】
【1】小顔見えする流し前髪のロングヘア
■:アレンジ方法
「髪の内側にボリュームがないと、全体がペタッとした印象になり、菱形シルエットになりません。内側を巻くときは、毛束を多く取って縦にしっかりと巻くこと。熱を与えてハリを出すと、全体がふわっと立体感のある印象に仕上がります」(菅野さん)
STEP1: サイドの内側を縦巻きにする
STEP2: ハチ上の髪を縦巻きにして華やかに
STEP3: 襟足をリバース巻きに
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 髪の内側は根元からしっかりと熱を当てる
- 顔のフレームが菱形になるように巻く
- 巻くときは縦巻きに!寝かせると古臭い巻き方になるので注意
「コテで巻くときはすべて毛束の中間から縦巻きにする。コテを寝かせると、一昔前の古臭い巻き方になってしまうので気をつけて。パサつきや広がりが気になるときは、仕上げにオイルや保湿剤をつけてみてください。少量を手のひらに伸ばし、髪の内側や毛先になじませて」(菅野さん)
丸顔が小顔になる最強のロングヘアの秘密は「流し前髪」と「顔周りのリバース巻き」にあり!
【2】サイドの髪を縦巻きでラフに仕上げるロングヘア
■:アレンジ方法
「サイドの髪を縦巻きで毛先まで巻き込むと無造作になりにくく、古臭い印象に。縦巻きにするときは、毛束の中間だけを巻くのが鉄則。毛先を逃すと、ラフに跳ねる毛束になります」(大谷さん)
STEP1: 顔まわりの毛束をリバース巻きに。その他の髪は全方位MIX巻きに
STEP2: 髪の内側からワックスを揉み込む
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- コテで巻く時は毛束の中間だけを巻く
- コテは太めのものを使用すると仕上がりがエレガントに
- ワックスは根元と毛先につけすぎない
「毛先にもっと動きをつけたい時は、ランダムに毛先をとって横巻きにして。サイドの縦巻きと毛先の横巻きがランダムに動き、より空気感のある仕上がりになります」(大谷さん)
【3】ブローとコテでツヤ感を出した、ゆる巻きロング
■:アレンジ方法
「カールアイロンで毛先を巻くだけでは、頭頂部にツヤは生まれません。まず髪全体をドライヤーでブローしてうねりを伸ばし、それからカールアイロンを使うとツヤ感に差が出ます」(矢ヶ崎さん)
またパサパサ髪でお悩みなら、スタイリング剤の選び方にも工夫が必要とか。
「パサつきを抑えたい人はオイルを選びがちですが、オイルは髪の表面をコーディングするだけ。ミルクタイプのトリートメントなら、髪の内側から補修してくれるので、1日中ツヤ髪がキープできますよ」(矢ヶ崎さん)
STEP1:髪の根元から毛先へ、ブラシで撫でるようにブローしてツヤを出す
STEP2:カールアイロンでサイドの髪を指2本分ずつ、中間から毛先を外巻きに
STEP3:ミルク系のスタイリング剤を両手のひらに広げる
STEP4:毛先を握るようにして、スタイリング剤をなじませる
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- スタイリングの前に髪を真っ直ぐに伸ばしてツヤを出す
- スタイリング剤はオイルではなくミルクタイプを選ぶ
- 顔まわりの毛先は外巻きにして引き上げ効果を狙う
「顔まわりの毛先が上向きになっていると、目尻や口角、頬のラインも引き上がって見えます」(矢ヶ崎さん)
髪の重さでうねりを抑え、ブローでツヤを出し、アイロンでうねりをのばす軽やかヘア
【4】毛先の動きで軽やかに見せる、巻き髪ロング
■:アレンジ方法
「全体のシルエットが菱形になるように巻くのがポイントです。髪が膨らみやすいハチは縦巻き、ペタッとしがちなハチより上は横巻きにすると、バランスよくまとまります」(西家さん)
STEP1:襟足の髪を左右に2つに分け、それぞれ縦巻きにする
STEP2:ハチから下の部分はカールアイロンで縦巻きに
STEP3:ハチより上の毛束は垂直に引き上げ、中間から根元にかけて後ろ方向に巻く
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- ボリュームが欲しい部分は縦、それ以外は縦巻きにする
- 特に頭頂部は髪の根元を立たせるように垂直に引き上げながら巻く
- 全体のシルエットが菱形になるようにスタイリングすること
「正面のスタイルを整えるだけでなく、後頭部を丸く仕上げるのも忘れないでください。後頭部に立体感をもたせるだけで若々しい印象になります」(西家さん)
【5】前髪と毛先のふんわり感が愛らしいロングヘア
■:アレンジ方法
一定の方向ではなく、あちこちの方向にカールしていると髪が広がって見えるもの。「髪がやわらかく、クセのある髪質だからこそできるスタイルがあります。それは指でクルクルねじる巻き髪。指で巻くと毛束感も出るので、髪の横への広がりも抑えられます」(二階堂さん)
STEP1:「地肌を擦る」ように前髪の根元を乾かす
STEP2:ドライヤーを当てながら、髪の中間あたりから人差し指に2~3回巻き付けるようにねじる
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 分け目をはっきり付けない
- 顔周りのカットは軽めに、重たくしない
- バックはレイヤーを入れず、髪の重さで広がりを抑える
「頭頂部から前髪は地肌を擦るようにして髪を乾かしてください。そうすると前髪がパックリ割れにくくなるので、薄毛な印象に見られなくなります。白髪の多い人にもオススメのドライヤー技です」(二階堂さん)
【薄毛&髪が広がる女性必見】薄毛に見せないコツは、前髪の乾かし方にあった!
【6】透け感のある前髪が明るい印象に導く、重み見えしないロングヘア
■:アレンジ方法
「リバースで巻いていくと、毛先はバラバラになりがち。髪のダメージが目立ちやすくなってしまうので、最後に毛先をまとめて外ハネにしましょう。この一手間でまとまりとツヤ感が出ます」(賀山さん)
STEP1:カーラーで前髪を巻く
STEP2: 髪全体の中間をリバース巻きに
STEP3: 両サイドと後ろ、3箇所の毛先を外巻きに
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 毛先の中間からリバース巻きに!根本から巻かない
- まとめて毛先を巻くとツヤがアップ
- 前髪は薄く!根本から巻き過ぎない
「バームやオイルなど、うるおいを与えてあげるスタイリング剤を選ぶこと。髪のダメージが目立ちにくく、まとまりのある仕上がりへと後押ししてくれます」(賀山さん)
巻き方を変えるだけで若返る!美容師が教える、失敗しない「リバース巻き」の方法
「前髪なし」ヘアアレンジ【8選】
【1】髪のクセを活かしてコテで巻くエアリーロング
■:アレンジ方法
「クセやうねりを巻き込むようにして、カールアイロンで巻いていきます。仕上げのスタイリング剤はオイルではなくバーム系のワックスを使うと、時間が経ってもツヤ感が消えません」(黒山さん)
STEP1:前髪は毛先だけ外巻きに1カールさせる
STEP2:肩にかかる毛先はすべて内巻きに1カールさせる
STEP3:はち周りの髪を中間から毛先に向かってフォワード巻きに
STEP4:フォワード巻きにした毛束の隣をリバース巻きに。これを交互に繰り返す。
STEP5:毛先を中心にバームタイプのワックスをなじませる
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 分け目をセンターにしてトップにボリュームをつくる
- 前髪、毛先、はち周りとカールをつくる部分を分け、うねりを目立たせない
- 乾燥しやすい髪はオイルよりもバーム系でうるおいを補う
「オイルは時間が経つとパサつく…という方にはバームがおすすめです。『ココロガミ ボタニカルバーム』¥1,800(apish)は広がる髪を抑えながら保湿もするので、納まりがよくなりますよ」(黒山さん)
【2】前髪をカーラーで立ち上げた華やぐロングヘア
■:アレンジ方法
「コテで巻く時は毛先を逃して。毛先までしっかりと巻き込んでしまうと古臭い、一昔前の巻き髪スタイルになってしまいます。癖かな?と思うくらい緩やかに巻くことで今ぽい仕上がりになります」(野口さん)
STEP1: 前髪をマジックカーラーで巻く
STEP2: 毛束の中間をコテで巻く
STEP3: 毛先にワックスをなじませる
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 前髪は根元が立ち上がるようにしっかりと巻く
- コテで巻く時は毛束の中間だけ!
- ワックスは毛束を握るように揉み込む
「なじませるワックスはファイバー系の柔らかいテクスチャーが理想です。巻きが取れやすい方は巻き髪ローションをなじませてから巻いて。ダメージが気になる方はオイルがオススメ。コテは160度くらいで巻くと髪が傷みません」(野口さん)
【3】顔まわりを縦巻きテクでボリュームアップ!華やぎロング
■:アレンジ方法
頭頂部の髪はブラシで根元を立たせるようにブロー。顔まわりは、内側の毛束はカールアイロンを縦にして外巻きにし、外側の毛束も同様にカールアイロンを縦にして内巻きに。
「外巻きのカールと内巻きのカールが重なり合って、さらにボリュームがアップします」(佐野さん)
STEP1:ブラシで頭頂部を根元から立ち上げるようにブロー
STEP2:顔まわりの髪を上下に分け、カールアイロンで下段の毛束を外巻きする
STEP3:顔まわりの上段の毛束をカールアイロンで内巻きにする
STEP4:両手で髪の内側からかき上げるようにしてほぐす
<まとめ!アレンジのポイント>
- 頭頂部はブラシで根元から立ち上げる
- 顔まわりの髪は縦巻きにして華やかさにボリュームアップ
- ツヤ髪に見えるように赤みを抑えた髪色にする
「栩木さんの髪は明るすぎないベージュカーキで染めています。赤みを抑えながらツヤ感が表現できる色です。黄みが強いと肌色がくすんで見えてしまうので、カラーリングをするときは肌色が明るく見える色を選ぶといいでしょう」(佐野さん)
【4】根元をドライヤーでふわっと立ち上げる菱形ロングヘア
■:アレンジ方法
「菱形シルエットを作るたけに大切なのが、顔まわりのボリューム感です。髪の内側にあるこめかみ付近の毛束にムースをしっかりとなじませるのがポイント。前髪につけすぎるとベタっとした印象になってしまうので、内側にだけつけて」(SHUNさん)
STEP1: 根本を潰さないようにドライヤーをかける
STEP2: こめかみの上にある毛束にムースを揉み込む
STEP3:毛先にもムースを揉み込む
STEP4:髪全体の毛束を指で裂く
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 根本のふわっと感が大事!根本をこすりながら立たせる
- 毛先のパサつきは大敵。ツヤとまとまりの出るムースを使う
- こめかみにボリュームを出すことで理想の菱形シルエットへ
「ムースは、キープ力のあるものではなく、トリートメントフォームのようなツヤの出るタイプがおすすめ。つけて自然乾燥させた時に、パリッとした質感にならないものを選びましょう」(SHUNさん)
【5】カジュアルな雰囲気をつくる、外ハネロングヘア
■:アレンジ方法
「ラフでカジュアルな雰囲気が今っぽいので、髪を巻くときは毛先に外ハネを作るのがおすすめ。首元で一度くびれて、毛先が外に流れるS字カールを意識しましょう」(徳永さん)
STEP1:毛先を外ハネに巻く
STEP2:S字カールを作る
STEP3:顔周りをリバース巻き
STEP4:髪表面をミックス巻き
STEP5:オイルを毛先にもみ込む。
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 顔の横に内巻きでクセをつけて菱形に
- 毛先は外ハネにしてカジュアル感を出す
- 髪表面にミックス巻きで動きを出す
「全体のフォルムは菱形を意識しつつ、ランダムな動きをヘアアイロンで作ってあげると、より今っぽい力の抜けた雰囲気に。潤いは必須なので、仕上げのオイルも忘れずに」(徳永さん)
ラフでカジュアルな雰囲気が今っぽい!面長に似合うS字カールのロングヘア
【6】カーラー&コテでまとまるのに軽やかな、ふんわりロング
■:アレンジ方法
「分け目はぼかしてドライすることで、トップのふんわり感が生まれます。横にボリュームが出すぎないように、ヘアアイロンは毛先ワンカールにとどめて。巻きすぎは古い印象にもつながります」(MATSUさん)
STEP1:前髪をカーラーで巻く
STEP2:ヘアアイロンで毛先にワンカールをつける
STEP3:スタイリング剤を髪全体になじませる
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 前髪は柔らかな質感を作る
- ヘアアイロンは巻きすぎに注意
- スタイリング剤は手でしっかりなじませて
「網カーラーを使うことで、熱を直接くわえるアイロンとは違う、柔らかな質感に仕上がります。パサパサに見えないように、スタイリング剤はしっかりなじませましょう」(MATSUさん)
動く毛先で輪郭カバー!丸顔を卵型に見せる「柔ふわセミロング」
【7】表面の毛束を巻いて動きを出す、今どきロング
■:アレンジ方法
「毛先をすべてワンカールしておくのがポイント。毛先はカールが落ちにくく、一日中スタイル動きのあるスタイルを楽しむことができます」(小口さん)
STEP1: 毛先をすべて内側にワンカールする
STEP2: 表面の毛束をランダムに巻く
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 毛先を巻く時は太めのコテで巻く
- 太めのコテで巻くと毛束にツヤが出る
- スタイリング剤をつけるとよりツヤやかに!
「仕上げにオイルなどのスタイリング剤をつけるとみずみずしい毛束感に仕上がります。髪につける時は根元につけないこと。ボリュームが潰れてしまうので、毛先を中心になじませてください」(小口さん)
「縦巻き」をやめるだけで若返る!老け見えしないロングヘアの巻き方2ステップ
【8】ゆるっとカールで女性らしさを纏う、パーマヘア
■:アレンジ方法
「寝起きはパーマがあまり出ていないので、水分を含ませてカールをしっかりと出してください。水分を含ませることでみずみずしい質感になり、髪のまとまり、束感もアップします」(CHINATSUさん)
STEP1: 水分を含ませてパーマを出す
STEP2: ワックスを揉み込む
〈まとめ!アレンジのポイント〉
- 水分をしっかりと与えてカールを蘇らせる
- 毛束を持ち上げながらワックスを揉み込む
- ワックスにオイルを少し混ぜるとツヤやかに仕上がる!
「ワックスをつける時は『持ち上げながら握る』のがコツ。毛束の重心が上がり、顔まわりが華やかに。重心が下がると、リフトダウンにつながるので注意して」(CHINATSUさん)
古臭いウェーブパーマは老け見えに!若々しい印象を叶える「S字カール」のパーマヘアとは?
- TEXT :
- Precious.jp編集部