【目次】
- 40代女性が前髪をつくることで得られる「5つのメリット」
- 40代こそ似合う前髪【4選】
- 40代のお悩みを解決し「若く見える」髪型【5選】
- 「面長さん」に似合う前髪ありの髪型【8選】
- 「丸顔さん」に似合う前髪ありの髪型【8選】
- 「ベース型(四角/エラ張り)さん」に似合う前髪ありの髪型【8選】
40代女性が前髪をつくることで得られる「5つのメリット」
40代からは前髪をつくって印象アップするのが正解です!
前髪をつくることで得られるメリットをご紹介。前髪で年齢と共に現れる髪や顔の悩みと決別可能です。
【メリット1】「小顔効果あり」
前髪を下ろすことで露出する面積が小さくなるだけでなく、前髪の影がもたらすシャドー効果も重なって、引き締まって見えます。
【メリット2】「ボリュームUPが叶う」
年齢と共にボリュームが出にくくなる髪も、前髪をカットすると根元が立ち上がりやすくなり、ふんわり感がよみがえります。
【メリット3】「おでこのシワをカバーできる」
見た目年齢を引き上げるおでこのシワも、前髪をつくれば隠すことができます。真樹さんのように厚めで毛流れのある前髪がおすすめ。
【メリット4】「のびてきた白髪をカムフラージュ」
生え際や分け目がくっきり見える髪型は、のびてきた白髪を強調。前髪をつくって生え際と分け目を隠せばカムフラージュできます。
【メリット5】「目力UPを狙える」
前髪が目元のフレームとなりインパクトを与え、目力を強調。下垂ぎみな大人のまぶたも、前髪の影がうまくカバーしてくれます。
大人女性の髪や顔の悩みが解消!前髪をつくることで得られる「5つのメリット」
40代こそ似合う前髪【4選】
前髪は顔の印象を決める場所なので、バランスが重要。流行をおさえつつアンチエイジング効果もある、4つの前髪をご紹介します。
【1】シースルーバング
薄め少なめのシースルーバングは、フレッシュで若々しい印象に見せることができます。薄く透けるような少量の前髪をつくることで、小顔効果&抜け感もプラス。
40代に似合う【シースルーバングのナチュラル&フェミニンボブ】透け前髪と顔周りの毛束でフレッシュな印象度アップ
【2】ダブルバング
前髪は切りたい、でも長さを残しておきたい、という要望が多くなっています。そんなときにおすすめしているのが「ダブルバング」。前髪の内側は短く、表面を長めに残しているので、前髪をつくることもできるし、サイドに流すこともできる。雰囲気を変えたい時にとてもすごく便利です。小顔になれるだけでなく、前髪あり なしのスタイルも楽しめる。至れり尽くせりのヘアスタイルです。
マスクをつけても野暮ったくならない! スッキリ小顔に見える「大人のショートヘア」
【3】レイヤーバング
エラをカバーするには、前髪を顔の半分くらいに設定し、サイドにレイヤーを入れて、顔周りにひし形のシルエットをつくること。毛先に厚みが残る程度のレイヤーが今っぽくておすすめです。表面にもレイヤーを入れると軽やかな動きが出て、髪のボリュームダウンもカバーできます。
フロントは前髪からつながるように、サイドとハチ上の表面のみにレイヤーを入れています。レイヤーを入れすぎると、毛先が軽くなり過ぎて古臭いひし形シルエットになることも。毛先に厚みが残るように、毛量調節は毛先のみチョップカットで。
顔周りレイヤー&ハイライトでエラをカモフラージュするひし形ミディアム
【4】斜めバング
前髪はトップからすべて下ろしたフルバングで、毛流れが出るよう分け目側が短くなるように斜めにカット。根元を動かしながら乾かすだけで形が完成するのも魅力。久々に前髪をつくる人でもチャレンジしやすい。
担当/ABBEY 代表 松永英樹さん
印象アップを叶える!大人女性の「前髪洗練スタイル」【ショート編】
40代のお悩みを解決し「若く見える」髪型【5選】
【1】(ボブ)長めかつ薄め前髪で「ボリューム不足解消」
年齢を重ねると、トップにボリュームが出にくくなってきたというお悩みが多いです。トップはぺったりするのに、毛先はパサつきやゴワつきが出てきて広がりやすくなり、かといって毛先を内巻きにすると重たく老けた印象に見えてしまうことも…。今回は毛先を外ハネにしてくびれをつくり、軽やかな動きを出したスタイルをご提案。長めのボブはひし形シルエットに整えることで、顔の印象をリフトアップして見せることもできますよ。
ハリコシがありながらも、トップはやはりぺったりしがちな髪質。内側にレイヤーをつくり、表面にふわっとかぶさるよう、上下にわけてカットしてベースをつくっています。欲しい部分にふんわりとしたボリュームを出しながら、くびれをつくってメリハリをプラス。顔周りは流れやすいよう調整しながら、前髪は長めかつ薄めにつくり、軽やかな抜け感を。程よいレイヤーで動き&ボリュームを出し、今っぽいバランスに仕上げています。
40代に似合う【軽やかニュアンスくびれロブ】ロングボブに程よい動きと抜け感を!
【2】(ボブ)「白髪」が目立たない、ウエイト高めの大人ボブ
分け目をつくらずに、ふんわり根元を立たせるように髪を分けるスタイルにすれば、頭頂部のボリュームをつくりつつ白髪カバーもできます。
生え際の白髪をカバーするには前髪があると便利です。ウエイト低めのローレイヤーは若い人向き。ウエイトを高めにするとフェイスラインをキュッと引き締め、首のラインをほっそり長めに見せる効果があるんですよ。
【3】(ミディアム)「ペタンコ髪」でも手間をかけずに動きをプラス
ミディアムやロングのレングスだとやはり、パーマをかけない限り、軽く巻いて動きを出す手間は毎日のルーティンになりますよね。今回はアイロンで巻くのが苦手で面倒だと思う方でも簡単に巻きやすく、さっと巻くだけでサマになるスタイル。バランスよくレイヤーを入れることで、軽く巻くだけでシルエットを美しく見せてくれますよ。
ベースは鎖骨下のミディアム。レイヤーを全体的に入れています。レイヤーは高すぎない位置からバランスよく入れていて、巻いたときにおさまりはいいけれど、適度に動きが出るようなスタイルに。顔周りは邪魔にならず、ニュアンスを出しやすいバランスでやや短めに。前髪は薄めかつやや長めにとり、大人っぽくもフレッシュな印象を目ざしました。
40代に似合う【こなれニュアンスミディアム】巻くのが苦手でも、テクニックレスでさりげない動きをプラス
【4】(ミディアム)「前髪のパカット割れ」を解決する厚め前髪
前髪を厚めにとることで、割れにくくなりますし、ボリューム不足も解消できます。マジックカーラーで丸みをつくると、透け感もありつつ、重たくならない前髪になります。
トップを内巻きにしてアウトラインを外はねにするスタイルは、毛量が多くて膨らみやすい髪質に向いています。髪が太くて硬いと、毛量を調整するのにすきすぎると逆に膨らんでしまうので、ある程度の厚みを残すようにしてください。
「パカッと割れる前髪をどうしたら?」を解決する、スタイリング方法
【5】(ロング)「広がる髪」をまとめるロングヘア
年齢を重ねると髪も細くやせてきてダメージを受けやすくなるので、ロングを美しく保つのは大変というお声も…。パサつきがちでまとまりにくい髪にはあまりレイヤーは入れず重さを残しながらも、程よくくびれをつくって動きを出すスタイルがおすすめです。今回はカットはもちろん、巻き方にもひと工夫加えて抜け感を出したロングヘアをご提案。ツヤがアップして見えますし、柔らかなニュアンスが演出できるので、アイロンで熱を適度に加えるプロセスはやはり必須です。
毛量が多く広がりやすく重く見えがちな髪ですが、レイヤーをたくさん入れすぎると余計に広がりやすくまとまりがなくなってしまうので、レイヤーは顔周り中心に適度に。重さを残しながらも、顔周りを軽やかにすることで、動きのあるニュアンスをつけやすくしています。前髪は長めかつ薄めに。目にかかるギリギリラインにカットして大人っぽさも出しつつ、ナチュラルな抜け感も。広がりやすい乾燥毛はカットのひと手間はもちろんですが、アイロンを通して面をキレイに整えながら巻くこともポイント。スタイリングのコツもあわせて参考にしてみてくださいね!
40代に似合う【艶めきウェービーロング】重さを残しながらも動きを出したカットで、広がりやすい髪も美しさ際立つ!
「面長さん」に似合う前髪ありの髪型【8選】
【1】(ショート)ふんわりレイヤーが小粋「レイヤーバング」
後ろを襟足3cmに設定した前上がりのマッシュボブ。奥行き3cmの厚さで下ろし、リップラインでカットした前髪とサイド〜バックをレイヤーでつなげて、丸みと毛流れを出すのがポイント。
前髪にゆるやかなカールをつけて動きを出すことでスタイルが華やぐ。基本的に髪質を選ばないスタイルだが、髪が硬い 太いなど、ふんわり感が出にくい場合は、前髪だけパーマをかけるのも一案。
担当/Belle omotesando 代表 堀之内大介さん
印象アップを叶える!大人女性の「前髪洗練スタイル」【ショート編】
【2】(ショート)小顔効果抜群「8:2分け前髪」マッシュ風スタイル
顔の余白をいちばん少なくできる前髪を長めにして分け目を8:2の割合にするだけで、あごのラインがシュッと引き締まった小顔な印象になります。顔まわりを出さないスタイルで、顔にかかる髪に動きをつくるとだいぶ印象が変わります。
せっかく立ち上げてもすぐペタッとなりやすい髪質なので、レイヤーを入れて髪に動きをつくるスタイリングがおすすめです。
前髪の「8:2分け」で小顔効果を狙って、フェイスラインの緩みよさようなら!
【3】(ボブ)抜け感がおしゃれ「少な目&狭めバング」
大人世代でもトレンドのスタイルを楽しみたいというニーズ、ありますよね。前髪なしのワンレンボブもステキですが、大人世代におすすめしたいのは、無理なく今っぽいバランスを叶えてくれる少なめ前髪のボブ。前髪が少量でもあるだけで、顔立ちを引き締めて見せてくれるうえ、気になるおでこのシワをさりげなくカバーする効果も。毛先は外ハネにして快活な雰囲気に仕上げます。毛先外ハネ×少なめ前髪のバランスだけでグッと、あか抜けた印象に見えます。
ベースはボブ、全体的な量の調整はせず、顔周りを中心にバランスよくレイヤーを入れています。顔周りのみにレイヤーを入れることで、自然な動き&ボリューム感が出やすいようにしています。毛先は外ハネしやすいよう調整を。前髪は眉と眉の間くらい、2~2.5cmくらいとかなり幅狭めにつくっているのがポイントです。おでこに垂れる毛束を少しつくることで今っぽいバランスに見えるうえ、肌のウィークポイントもカバーでき、さらに小顔見せまでかないます。
40代に似合う【抜け感くびれボブ】毛先外ハネ×少なめ前髪で今どきバランス
【4】(ボブ)黒髪でも軽やかひし形ボブ「斜め前髪」
大人世代には、カラーリングはせず黒髪のままヘアスタイルを楽しみたいというニーズも多々。ハイライトなどはいれず白髪染めで染めた場合も、重く見せないようなバランス感にこだわってカットさせていただいています。今回は40代以上の大人世代に圧倒的に支持されているボブスタイル、中でも黒髪だからこそフォルムにこだわったボブレイヤーをご紹介します。トップがぺったりしてボリュームが出づらいというお悩みも、乾かす際にひと手間を加えたり、分け目の取り方を変えて解消しています。
ベースは鎖骨くらいの長さのボブベース。顔周りは特にレイヤーを多めに入れ、ひし形のシルエットに。黒髪でも重たく見えず、動きがありやわらかいニュアンスを演出しています。首元にくびれをつくることで女性らしい柔らかさやさりげない抜け感も。ボリュームが出づらくぺったりしてしまいがちなトップ部分は、分け目をジグザグにとり、ふわっと立ち上がるように調整。前髪は少なめにシースルーっぽくつくり、軽やかな印象を助長させながらバランスをとっています。
40代に似合う【黒髪でも軽やかひし形ボブ】バランスのいいレイヤー×前髪で動きのあるこなれスタイルに
【5】(ミディアム)しなやか美フォルム「長め前髪」
「クセ毛で髪が広がりやすい」というお悩みとおなじくらいに、大人世代のお悩みとして挙げられるのが、「髪にハリコシがなくなってきてペタッとしやすい」「柔らかいネコっ毛でボリュームが出づらい」というお悩み。髪にボリュームがないと顔全体が寂しい印象に見えがちなので、やはり適度にボリュームや動きを出して華やかさを出したいですよね。そんな方におすすめなのが、表面にレイヤーを入れて立体感を出したミディアムスタイル。少し巻くだけで自然な動きが出やすいので、日々スタイリングにかける時間がないという方、スタイリングが苦手という方でも扱いやすいのが魅力です。
ベースは肩につくくらい、やや前上がりのワンレンでカット。サイドからバックまであごくらいのラインで表面のみにレイヤーを入れ、動きを出しやすいよう調整しています。レイヤーが入っているので、短い毛をつなげるために少しだけ前上がりにカット。前髪はやや長め、チークラインくらいの長さで自然につくり、ひし形に広げて顔型を美しく際立たせる長さにこだわっています。顔が面長な方のミディアムヘアの前髪は、大人っぽくこなれ感を出しながらバランスよく見える”長め”が断然おすすめです。
40代に似合う【しなやか美フォルムミディアム】柔らかくボリュームが出づらい髪に動きを出してふんわりと
【6】(ミディアム)小顔見せフレッシュな印象の「狭め前髪」
年齢を重ねると、フェイスラインが下がるため、顔が間延びした印象になり、年齢よりも老けた印象に見えることも。髪質がやわらかく、ペタッとしやすい方は、さらに面長感を強調してしまう場合もあります。そこで、サイドにボリュームを出して前髪をつくると、縦と横のバランスがひし形になることで面長な印象を打ち消すことができます。そのポイントとなるのが「サイドのボリューム感」と「前髪の幅」。
前髪を狭い範囲内でつくり、顔の余白があまり見えなくなるようコントロールします。前髪から顔まわりにつながるレイヤーを入れることでサイドにボリュームをつくれば、面長感が解消されるだけでなく、若々しい印象にもなりますよ。
前髪から顔まわりへのつながり、さらにあごラインにかけてのレイヤーで、頬骨と顔の長さを自然にカバー。髪表面になじみのよいハイライトカラーを入れることで、レイヤーの効果に加え、動きや立体感が出しやすい髪型になっています。
40代に似合う【小顔見せミディアムヘア】前髪がポイント!フレッシュな若々しさを演出
【7】(ロング)小顔かつフレッシュな印象「重め前髪」
段のないロングヘアだと重心が下に来て、顔立ちがたるんで老けた印象に見えてしまうことも…。毛量が多く広がりやすいとなおさら、重く冴えない雰囲気に見えてしまいがちに。今回はロングヘアでも重心を適度に上げ、動きを出しながら顔立ちまでキュッとフレッシュな印象に見せるスタイルをご提案します。ポイントは毛先&顔周りにバランスよく入れた段。顔周りに表情を出しながら、こなれ感もアップして見せる効果があります。
毛量多く毛質も硬めなので、広がりやすくまとまりが出にくい髪質。毛先が重く動きがないと、重心が下がって見えるので、段を程よく入れて動きを出していきます。まずは鎖骨下、重さを残しながら毛先に段を入れ、適度にハネさせて動きを出します。さらに中間にも段を入れてくびれをつくりながら、表情を出していきます。顔周りのサイドの毛には短い毛を仕込み、顔立ちをシャープな印象に。前髪は浮かないよう、あえて重めにつくり、お顔がキュッと引き締まって見えるよう調整しています。
40代に似合う【フレッシュ見せ段ありロング】顔周りと毛先の段でメリハリをつけてこなれ感をプラス
【8】(ロング)顔まわりの曲線が美しい「斜めバング」
鎖骨下10cmのローレイヤーベース。毛先に厚みが残るよう、レイヤーを入れすぎないのがポイント。
奥行き3cmの厚さで前髪をおろし、分け目側が短くなるよう目の位置で斜めにカット。その上に、かぶせるようにトップの毛を耳下でカットすることで、自然な毛流れが生まれ、フェミニンさがアップする。毛量が多い人におすすめのスタイル。ボリュームが出にくい人はレイヤーを控えめに。
担当/SUNVALLEY トップスタイリスト 忠本 功さん
顔周りの曲線美が、表情を柔らかくする!色香が宿る、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ロング編】
「丸顔さん」に似合う前髪ありの髪型【8選】
【1】(ショート)リフトアップ3Dショート「斜めバング」
髪のスタイリングに時間をかけていられない…というお客さまが多いので、簡単なひと手間でキマるヘアをご提案させていただいています。大人世代になると髪がやせてきてボリュームが出づらいというお悩みが多々。今回は立体感&メリハリを出して、ふわっと動きのあるボブをご提案。ひし形シルエットでウェイトが上がるので、顔立ちもスッキリ見せる効果も抜群です。ぼやけてきた輪郭をキュッと引き締めたいという方にもおすすめのスタイルです。
ペタッとしがちな髪でもナチュラルな毛流れができ、動きが出やすくなるようにカットしています。顔周りにはレイヤーを入れ、前髪から顔周り、もみあげまで自然につながるようにバランスをとっています。後ろは表面だけ短くして、後頭部の立体感&丸みが出やすいように。スタイリングではひし形シルエットを意識しウェイトを上げてメリハリを出すことで、輪郭をスッキリ見せることができます。
40代に似合う【リフトアップ3Dショート】ペタッとしがちな髪にも動きを出して華やかな雰囲気に!
【2】(ショート)「ダブルバング」の軽やかなハンサムショート
前上がりのマッシュショートベース。毛流れが出やすいように、全体をスライドカットで質感調整しておく。さらに、トップにインナーレイヤーを入れることで、ふんわりとしたボリュームが実現する。ダブルバングの外側を顔周りとつながるように丸みをつけながら目の下でカットしてスタイルにまとまりを出すのが肝。
担当/Beauty Connection GINZA トップマネージャー 鈴木 司さん
印象アップを叶える!大人女性の「前髪洗練スタイル」【ショート編】
【3】(ボブ)丸顔が小顔になる「長め前髪」
毛先のラインが輪郭に沿っていると顔の丸みを目立たせてしまうので、沿わせないことがポイントです。シルエットもストレートな印象ではなく、ふんわりと。全体のフォルムはひし形を意識するとキュッと引き締まった小顔に見せることができます。
髪の厚みを残しすぎると野暮ったい印象になってしまうので、髪の表面には厚みを残しつつも、ハチの下、とくに耳後ろは厚みを削って前下がりに。すると正面から見た時に、フォルムがスッキリと引き締まった印象に仕上がります。首元がもたついて見える、年齢サインが気になるという方にもぴったりです。
根元のボリューム感とふんわり流れる前髪が決め手!丸顔が小顔になる「ひし形ボブ」
【4】(ボブ)縦ライン強調する「透け感前髪」
大人の髪悩みで最も多いのがやはり、髪がペタッとしてボリュームが出なくなってきたというお悩み。今回は切りっぱなしのボブに挑戦してみたいけれど、ぺったりしてニュアンスが出づらい、という方におすすめのスタイルをご紹介します。毛先は切りっぱなしでこなれ感を出しながら、トップはボリュームが出やすいように、さらに顔周りには動きが出やすいように調整。顔周りの動き&バランス感は第一印象を左右するので、とくにこだわってつくっています。程よいボリュームを出しながら、大人っぽさと上品さ、こなれ感のバランスをとり、フレッシュな印象に仕上げています。
スタイリング剤は重すぎないオイルがおすすめ。毛先から中間にかけてなじませて、束感とツヤを出して。
40代に似合う【切りっぱなしナチュラルロブ】顔周りと前髪のバランスがおしゃれ感の決め手!
【5】(ミディアム)上品なローレイヤー「シースルーバング」
耳前だけを前上がりにカットした、鎖骨レングスのローレイヤーミディアム。
動きと軽さが出るように毛先5cmのみにレイヤーを入れておく。奥行き1cmで前髪を下ろし、両黒目の内側だけ目の位置でカット。外側は目尻が隠れるようにラウンドにカット。硬い髪や乾燥毛など広がりやすい髪質でも挑戦しやすいスタイルのひとつ。
担当/AFLOAT GINZA トップスタイリスト 荒井俊介さん
上品な雰囲気に奥行きを!美人度がUPする、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ミディアム編】
【6】(ミディアム)小顔効果抜群、ひし形「レイヤーバング」
顔型を選ばずチャレンジできるスタイルだが、直毛やボリュームが出にくい髪質の場合は、ゆるいパーマをかけるのがおすすめ。
鎖骨の長さでワンレングスにカット後、後頭部にボリュームが出るようにレイヤーをプラス。前髪は分け目側が目の下、外側が頬骨位置になるよう斜めにカットして、自然にサイドにつなげておく。顔周りのレイヤーが程よいボリューム感を生み出し、小顔効果の高いひし形シルエットが完成する。
担当/ZACC vie マネージャー 柳平岳慶さん
上品な雰囲気に奥行きを!美人度がUPする、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ミディアム編】
【7】(ロング)表情に柔らかさをプラス「シースルーバング」
ベースは鎖骨下7cmで平行ラインにカット。顔周りにだけ、頬の位置からレイヤーを入れて動きと軽さをプラス。前髪は両黒目の外側の幅で薄く下ろし、目の位置でカット。
黒目の外側はこめかみを隠すように丸みをもたせて長めにカットすることで、顔を包み込むようなシルエットになり、小顔効果がアップする。
担当/ABBEY 取締役 小田嶋信人さん
顔周りの曲線美が、表情を柔らかくする!色香が宿る、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ロング編】
【8】(ロング)くびれとハネ感が上品な「レイヤーバング」
サイド〜バックを外ハネにスタイリングすることで、ナチュラルさと上品さのある仕上がりが叶う。
サイドを鎖骨下7cmに設定した、なだらかな前上がりのロング。襟足部分にくびれと自然な動きが出やすいように、表面の毛先10cmのみにレイヤーを入れる。前髪は奥行き3cmで前に引き出し、鼻位置でカット。前髪の角をとっておくことで、柔らかな毛流れが実現し、サイドスタイルも美しく。
担当/AFLOAT GINZA 白川雄副さん
顔周りの曲線美が、表情を柔らかくする!色香が宿る、大人女性の「前髪洗練スタイル」【ロング編】
「ベース型(四角/エラ張り)さん」に似合う前髪ありの髪型【8選】
【1】(ショート)こなれたおしゃれ感をプラス「ダブルバング」
おでこや顔の形にもよると思うのですが、トップや生え際の髪が薄くなってきておでこが主張するのが気になる…というのも大人世代の多いお悩みです。生えグセもありぱっくりわかれてしまったり、ボリュームが出ずぺったりしてしまったり、前髪のスタイリングがうまくいかない、という声も。ショートをこなれた印象に見せたいならなおさら、トップやフロントのスタイリングが肝になってきます。今回はふんわり長めのサイドに流れる前髪をポイントにしたショートボブをご提案。後ろは短めですが、前髪にウェイトがあるので、一気にショートにするのには抵抗があるという方にもおすすめのスタイルです。
柔らかい切り口となじみやすさを考え、全体的にレザーを使ってカットしています。白髪染めを繰り返したダメージヘアや1本1本が細くぺたっとしがちなねこっ毛の方には、レザーで柔らかさを出しながらカットしていくのがおすすめです。ベースはショートボブ。サイドは動きを出しやすいようレイヤーを入れ、後ろはやや短めに後頭部のフォルムを整えるようにカットしています。前髪は奥からもってきて厚みを出しながら、サイドと自然につながるように長めに、かつ抜け感も意識してカット。おろしたり、耳にかけたり、アレンジが効くようにして仕上げています。
40代に似合う【ふんわりエアリーショートボブ】長め流し前髪でこなれたおしゃれ感をプラス
【2】(ショート)襟足すっきりな美骨格ショート「アシメ前髪」
個人的にも40代の方に肩上のレングスはとてもおすすめです。年齢とともに肌が下がると、顔とつながる頭皮も下がるため髪のトップや後頭部がどうしてもペタンとしがちに。そんなトップと後頭部は、髪が短いほどボリュームアップしやすいんです。髪を肩上にしてボリュームアップすると、頭が小さくキレイに見えて、若々しく元気な印象にもなります。フェイスラインの四角い印象をカバーするには、顔まわりのシルエットをアシンメトリーにしてあげること。さらに、サイドの髪を耳にかけると、肌の面積が左右で変わり、輪郭の印象が和らぎます。前髪はサイドに流れるようにつくってあげるのがおすすめです。
毛量が多めなので2ブロックにして、襟足はすっきり、トップから後頭部はふんわりと。顔まわりがアシンメトリーになるように、前髪は片サイドを短くして流れるようにカットしました。白髪に悩まれているので、なじむように明るめのカラーに。ファッションカラーで白髪をカバーしたい方におすすめです。
大人ヘア|四角い印象はシルエットで崩す!骨格まで美しく見せるアシメショート
【3】(ボブ)ふんわり&ボリューム感で小顔に「斜めバング」
ベース顔さんのお悩みに多いのが、骨格が角張っているため、骨っぽいエラが強調された印象になるというもの。これを解決するには、髪型でフェミニンさをプラスしてあげることが大切です。ふんわりとしたボリューム感を出して、顔まわりに柔らかな動きをつくることを意識しましょう。顔型に合わせてレイヤーの位置を調整すれば、輪郭をカバーすることができます。ベース顔さんならエラ付近に動きをプラス。耳横から毛先にラフな動きを出すことで奥行きが生まれ、エラの印象が和らぎますよ。
モデルさんは、ややうねりのあるエイジング毛で白髪カバーのカラーもしているので、パーマをかけてダメージが出ないように、カットで動きと質感をつくりました。鎖骨下の長さでカットし、耳うしろなど重くなりやすいところは毛量を調節。トップと顔まわりにレイヤーカットで重さと動きをプラスしています。前髪からサイドへのつながりに曲線をつくると、女性らしさがアップ。
40代に似合う【フェミニンなボブスタイル】ふんわり&ボリューム感あふれる「爽やか小顔」に!
【4】(ボブ)大人のこなれ「厚め前髪」ウルフショート
髪が扱いにくくなってきたという40代以降のお客さまには、ボブやショートが圧倒的に人気ですが、ショートはとくに、すっきりしすぎて老けて見えるのが不安というお声も…。おしゃれ感は残しながら、髪やお顔立ちが変化してきたというお悩みも同時に解消していくスタイルをご提案させていただいています。今回ご提案させていただくのは、クセが出てきてサイドは広がりやすいけれど、トップはぺったりしてボリュームが出づらいという方にもおすすめのウルフショート。縦長ラインに整えすっきりとしながらも、襟足は厚めに残しておしゃれ感をキープ。下がってきた顔のウェイトを上げて、顔立ちを引き締めて見せる効果も。自然とスタイリッシュさも際立つスタイルです。
こちらのウルフショートは比較的どんな髪質 毛量でもトライしやすいスタイル。ひとりひとり異なる骨格に合わせて、毛先を絶妙にずらしながら、形をつくるようにしてカットしていきます。広がりやすいサイドはまとまりやすくなるように調整し、パサついて見えないよう襟足部分の毛先の厚みは適度に残しつつ今っぽいシルエットに。中西さんの場合、骨格上、根元がぺったりしやすいので、自然なボリュームが出せるよう根元からパーマをかけています。クセ毛っぽく見えるような感じに、顔周りはマッシュぽい丸みが出るようにして顔型がキレイに見えるように。前髪はやや長めに、厚みを残しながらカット。おでこが程よくすけるような厚みなら気になるおでこも自然にカバーでき、ナチュラルで若々しい印象に。
40代に似合う【大人のこなれウルフショート】骨格に合うカット×クセ毛風パーマでリフトアップも叶える!
【5】(ミディアム)好バランスくびれ「ダブルバング」ミディアム
これからの季節は中途半端な長さだと暑いこともあり、結んだりハーフアップにしたり、アレンジしやすいミディアムレングスが人気です。今回は顔型や髪質、毛量を問わず万人におすすめのミディアムスタイルをご提案します。レイヤーを程よく入れることで、くびれのあるひし形シルエットを叶え、ウェイトを少し上げることで、40代50代の方でもキュッと顔の印象までリフトアップして見せてくれるスタイルです。下ろしても、分けても、どちらもしっくりハマる、長短の毛をミックスしたダブルバングの前髪もポイント。ボブやショートにしていたけれど、久々にちょっと伸ばしたいという方にもおすすめのミディアムスタイルです。
ベースは鎖骨下3cmくらい、下はボブベースにして、上部にはバランスよくレイヤーを入れることで、くびれをつくっています。そうすることで、ボリュームが出やすく広がりやすいハチ部分がおさまりやすくなるうえ、耳横あたりに自然なボリュームをつくることができるので、顔の印象までリフトアップして見せることができます。前髪は表面に長い毛をつくり、内側に短い毛を仕込んで、アレンジが効きやすいダブルバングに。顔周りはハチ上につながるようにカット。欲しいところにボリュームを出しながら、押さえるところは押さえて、メリハリをきかせたスタイルです。
40代に似合う【好バランスくびれミディアム】のばしかけでも扱いやすく、こなれて見えるスタイル
【6】(ミディアム)カジュアルな「短め前髪」のウルフヘア
顔型をカバーするなら、顔周りにレイヤーを入れてひし形フォルムをつくるのがおすすめ。顔型を補整しつつ、レイヤーによる動きのある毛先が輪郭をぼかしてくれます。前髪をつくる場合は、隙間ができるように短い部分をつくり、サイドにむかって斜めにカットするとひし形に。
くせがあり乾燥しやすいので、広がりが出ないように重みを残しながら、トップと顔周りにレイヤーを入れています。前髪はななめにカットして、全体をひし形フォルムに。マスクをつけると髪が重く見えやすいので、軽やかに見えるウルフシルエットは、おしゃれな人から人気が高いですよ。
【7】(ロング)輪郭をカバーする「シースルーバング」
まず大切なのが「根本から巻かない」こと。根本から巻くと、ボリュームゾーンの位置が上がってしまい、顔が横に大きく見えたり、若つくりな印象になりかねません。髪を巻くときは、毛束の中間くらいをリバース巻きにするのがコツ。ボリュームゾーンを下げることで、グッと今っぽい印象に仕上がります。
前髪を薄くつくると肌の露出が増えて抜け感が出ます。前髪を厚めにつくってしまうと、ベース型がより目立ってしまうことがあるので薄めにつくるのがベストです。
巻き方を変えるだけで若返る!美容師が教える、失敗しない「リバース巻き」の方法
【8】(ロング)華やか「短め前髪」レイヤーウェーブスタイル
エラが張っているベース型の骨格の場合、フェースラインがもたついて見えがち。カバーするには、サイドにレイヤーをプラスし、高い位置でリバースに巻くとgood。エラより上に膨らみをつくることで、フェースラインがキュッと上がって見えます。透け感のある前髪と、サイドに開く顔まわりのデザインは、顔色を明るく見せる効果も。40代は顔に影がかかると肌色まで暗く見えるので、肌はできるだけ出してあげるのがおすすめです。
カーラーやヘアアイロンは太めのものを使いましょう。細いものを使うとウェーブが強くなり、やり過ぎ感が出てしまいます。40代はゆるいウェーブで上品に仕上げて。
ベース顔カバーヘア|フェースラインをリフトアップ!レイヤー×リバース巻きテクニック