【目次】

トレーニング【3選】


【1】たった3分で表情筋をほぐす「クイックトレーニング」

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらきひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」美容メソッドを確立。現在は「クリニックF」内「Amazing♡beauty」を開設。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP社)など多数あり。

<STEP.1>まずは耳をくるくる回してリンパを流す

・耳を人差し指と中指で挟むようにしてグッと持ち上げ、薬指と小指はフェースラインに固定してから、外側に向けて持ち上げるようにくるくると15回、回す。
・リンパの集まる耳の付近を流すことで、フェースラインがスッキリするうえ、血色がよくなる。左も同様に。

外側に向けて持ち上げるようにくるくると15回、回す。
外側に向けて持ち上げるようにくるくると15回、回す。

<STEP.2> 凝り固まっている「咬筋」をしっかりほぐす

・目尻から下がったライン上にある頬骨の下あたりに、頬と反対側の親指をグッと当て、残りの4指をエラに引っかけて固定。
・筋肉をとらえながら「あぐ」と口を6回開閉する。
・そのまま指1本分ずつ下にずらして3か所同様に。反対側も行って。

筋肉をとらえながら「あぐ」と口を6回開閉する。そのまま指1本分ずつ下にずらして3か所同様に。
筋肉をとらえながら「あぐ」と口を6回開閉する。そのまま指1本分ずつ下にずらして3か所同様に。

<STEP.3>口角を下げてしまう「口角下制筋」をほぐして

・人差し指の第一から第二関節の間の側面を、手と反対側の口角の下に押し当て、親指をあごの下に引っかけて固定する。そのまま5回左右に動かす。
・さらに指1本分ずつ下にずらし、同様に行う。反対側も同様に。口角を下げてしまうのを防ぎ、マリオネットラインを薄くしていく効果が期待できる。

5回左右に動かす。さらに指1本分ずつ下にずらし、同様に行う。
5回左右に動かす。さらに指1本分ずつ下にずらし、同様に行う。
使うのは、ココ!
使うのは、ココ!

<STEP.4>鼻のむくみをとってオンライン映え顔に

・マスク生活が続くと、微細な圧が日々かかって鼻が押され、平べったくなることが。
・小鼻の脇を親指と人差し指で挟んだまま、「えお」と10回口を動かす。
・「え」のときに上の歯が見えるように行うのがコツ。挟む位置を鼻の中央に変え、同様に。各2セット行う。

「えお」と10回口を動かす。挟む位置を鼻の中央に変え、同様に。各2セット。
「えお」と10回口を動かす。挟む位置を鼻の中央に変え、同様に。各2セット。
鼻筋の中ほども挟んで「えおえお」 
鼻筋の中ほども挟んで「えおえお」 

わずか3分で、マスク下で凝り固まった表情筋をほぐすトレーニング

【2】凝り固まった筋肉をほぐす「表情筋トレーニング」

石井 さとこ先生
歯科医師 /「ホワイトホワイト」院長
(いしい さとこ)歯科医師でありながら、口もと美容スペシャリストとしても多方面で活躍中。近著に『マスクしたまま30秒‼マスク老け撃退顔トレ』(集英社)がある。

<STEP.1>表情筋が集中する「モダイオラス」をほぐして準備

・口角の外側の少し上にあるコリコリする場所が「モダイオラス」。
・顔の筋肉が集まるターミナル駅のような重要な場所。口の中でここに舌先を当て、下から上に向かってほぐしていく。左右10回ずつ。
・表情筋がほぐれてこのあとのトレーニングが行いやすくなる。

モダイオラスに舌先を当て、下から上にほぐす。左右10回ずつ。
モダイオラスに舌先を当て、下から上にほぐす。左右10回ずつ。

<STEP.2>舌先で口の中から、ほうれい線をアイロンがけ

・表情筋が衰えることで深くなっていくほうれい線。
・ほうれい線のスタート地点を肌の上から指で確かめ、その地点から終点まで、口の中から舌でゆっくり押しながら上下させて、アイロンがけのようにのばす。左右10回ずつ行う。
・ゆっくり動かすのが効かせるコツ。

口の中から舌でゆっくり押しながら上下させる。左右10回ずつ。
口の中から舌でゆっくり押しながら上下させる。左右10回ずつ。
ほうれい線の位置をまず確かめて。
ほうれい線の位置をまず確かめて。

<STEP.3>眼球と舌を一緒に動かしてトレーニング

・口の中で、上、左、下、右と4か所を舌で押さえる。同時に眼球も上、左、下、右と合わせて4か所に連動させてステイさせる。リズムよく行うのがポイント。逆回りも行ってみて。
・各2周くらいできたらOK。口元だけでなく、目もパッチリと開きやすくなる。

視線は上に、舌は上前歯の前へ。
視線は上に、舌は上前歯の前へ。
視線は左に、舌は左頬へ。
視線は左に、舌は左頬へ。
視線は下にキープ、舌は下前歯の前へ。
視線は下にキープ、舌は下前歯の前へ。
視線は右に、舌は右頬へ。
視線は右に、舌は右頬へ。

歯科医発トレーニング |表情筋&舌筋を鍛えて、顔の下半分のたるみを一挙に解消へ!

【3】あご下をキュッと引き締める「舌の筋トレ」

<STEP.1>カギ形に曲げた人さし指を使う

・人さし指をカギ形に曲げて、第一関節から第二関節の平らな部分を使います。

舌骨筋群とあご下のリンパ節の両方に圧をかけたいので、平らな面で幅広く圧をかけます。
舌骨筋群とあご下のリンパ節の両方に圧をかけたいので、平らな面で幅広く圧をかけます。

<STEP.2>あご先の骨から2cm内側に圧をかける

・あご先の骨から2㎝ほど内側の骨の際に、グッと入り込むくぼみがあるので、STEP.1でつくったカギ形に曲げた人さし指で圧をかけます。

これによって舌骨筋群に負荷がかかります。舌の筋肉をしっかりトレーニングできて、二重あご解消効果が高まる重要ポイント。
これによって舌骨筋群に負荷がかかります。舌の筋肉をしっかりトレーニングできて、二重あご解消効果が高まる重要ポイント。

<STEP.3>英語の巻き舌のようにして「ら・り・る・れ・ろ」と発音

・STEP.2のようにあご下に指で圧をかけたまま、英語のRの発音のように、巻き舌で「ら・り・る・れ・ろ」と大きく口を動かす。これを5回繰り返す。

舌を根元からしっかりと動かすことが大事なので、なるべく大きく口を動かしましょう。声は出さなくてもOK。
舌を根元からしっかりと動かすことが大事なので、なるべく大きく口を動かしましょう。声は出さなくてもOK。

日本人は二重あごになりやすい!?あご下のたるみには「舌の筋トレ」が効く

マッサージ【4選】


【1】フェイスラインを引き締める「リンパマッサージ」

・筋肉が硬直してリンパも滞りがちなフェイスラインにアプローチ。
・あごを動かしながら深層部をほぐして改善していきます。

<STEP.1>あごの中心からやや外側の骨のきわに反対の手を当てる

・あごの2cmくらい内側にある骨のきわで、顔の中心から約1cm外側のところに、カギ形にした反対の手(左あごのケアは右手、右あごのケアは左手)の人さし指を当てていきます。
・カギ形にした人さし指の第一関節から第二関節間の平面を使うことがポイントです。

おさえるのは二重あごで皮膚がたるむライン。
おさえるのは二重あごで皮膚がたるむライン。

<STEP.2>「あぐあぐ」と口を開閉して指をずらしながらほぐしていく

・人さし指をしっかり当てたまま、「あぐあぐ」と口を開け閉めしていきます(声は出さなくてもOK)。
・これを1か所で8セットずつ繰り返したら、指の位置を外側にずらしながら、片側6か所を行っていきましょう。片方が終われば、反対側も同様に行ってください。

あごの骨の内側に沿って、エラに向かって片側6か所ずつ、指をずらしながら行いましょう。
あごの骨の内側に沿って、エラに向かって片側6か所ずつ、指をずらしながら行いましょう。

一生若々しい顔に!テレビを見ながら手軽にできる「フェイスラインのケア」習慣6選

【2】タプタプあごとさようなら!「二重あご&顔こり解消マッサージ」

【右】固くなった咬筋をほぐすSTEP.1 【中】フェースラインをほぐすSTEP.2 【左】たまった老廃物を流すSTEP.3
【右】固くなった咬筋をほぐすSTEP.1 【中】フェースラインをほぐすSTEP.2 【左】たまった老廃物を流すSTEP.3

顔の筋肉は全部で20種類以上あり、じつはそのうち日常的に動かしているのは3割程度。筋肉は動かさなければ劣化し、老廃物がたまり、二重あごや顔コリを招きます。そこで、表情筋をほぐして顔コリを解消するマッサージをご紹介しましょう。

<STEP.1>ストレスによる食いしばりで硬くなった咬筋をほぐす【右】

・手をグーにして約30回、頬骨の下にある幅広い筋肉・咬筋部分を、円を描くように動かしながらマッサージ。
・ストレスフルな人ほど、ここが硬くなっています。イタ気持ちいいくらいの圧で行うのがポイント。

<STEP.2>二重あごに効くツボを押してフェースラインをほぐす【中】

・人さし指と親指であごを挟み、唇下の中心からプッシュしながら、外に向かって耳下まで移動します。
・これを2回。老廃物の流れをイメージして。

<STEP.3>マッサージで動いた老廃物をリンパ節に流す【左】

・最後に、人さし指、中指、薬指の第1関節から上の指の腹を使って、耳下から首を通って鎖骨まで撫でるようにマッサージし、老廃物を流していきます。

二重あご撃退!老化した表情筋がほぐれる1分マッサージ3ステップ

【3】顔のたるみを防ぐ!「顔を引き上げるマッサージ」

<STEP.1>まずは準備。鎖骨と耳周りのリンパを流しましょう(15秒間)

・顔にたまった老廃物は、耳の前後にあるリンパターミナルを経由して鎖骨のくぼみにあるターミナルへ、続いて脇の下にある総ターミナルへ送られます。そこで、まずは出口の詰まりを解消しましょう。
・鎖骨上のくぼみを、人さし指・中指・薬指の3本で3秒圧迫するのを2回。
・次に人さし指と中指で耳を挟んでぐるぐると7回、手前から引き上げ、奥へと回すように指を動かします。

指を使い、鎖骨と耳周りのリンパを流していく。
指を使い、鎖骨と耳周りのリンパを流していく。

<STEP.2>口元のコリをゆるめ、口角をキリリと引き上げます (10秒間)

・口角の横に、圧すと痛む部分が何か所かあるはずです。ここに老廃物がたまると、口元が下がる原因に。
・指の腹でグリグリグリと3回、小さく回しながらやや強めに刺激していきましょう。
・爪が長い場合は、人さし指を曲げて第ニ関節を使ってもOK。コッていれば痛みを感じますが、コリがほぐれればそれほど痛まないはずです。もちろん、無理に圧して痛くする必要はありません。

口元のコリをほぐしながら、口角を引き上げるマッサージを。
口元のコリをほぐしながら、口角を引き上げるマッサージを。

<STEP.3>頬の筋肉をほぐして、重たい老廃物を一掃!(15秒間)

・口の開け閉めをすると動く顎関節周辺に老廃物がたまると、輪郭のゆるみが加速してしまいます。
・両手を握り、顎関節周辺に圧しあて、グルグルと7回、回していきましょう。
・次に、手の形はそのまま、頬骨の下を同様に7回。赤線部分の頬の高い位置が下がると、見た目年齢がどっと老けるので真剣に! 老廃物がしっかり流れれば、口の開け閉めが意外なほどラクになります。

見た目年齢のポイントとなる、頰の老廃物を流していく。
見た目年齢のポイントとなる、頰の老廃物を流していく。

<STEP.4>あご下と輪郭をすっきりシャープに(12秒間)

・あご下のもたつきは、ほとんどの人が実感しているはずです。気合いを入れて取り組みましょう。
・手を軽く握って親指を立て、親指をあご下に、人さし指の側面を正面におき、あごを挟んで耳下まですり上げることを4回繰り返します。
・ポイントは親指。痛いと感じる一歩手前くらいの強めの力加減が理想です。

少し強めの力加減で、あご下と輪郭をすっきりさせる。
少し強めの力加減で、あご下と輪郭をすっきりさせる。

<STEP.5>顔の下半分のたるみの原因を、首筋から流して終了!(8秒間)

・顔の下半分にたまった老廃物は、すでに耳の周辺に集まりつつあるはずです。そこで、脇の下の総ターミナルに 老廃物が流れきるようフォローをしていきましょう。
・風邪をひくと腫れるリンパ腺の上を、耳の後ろから首筋を通り肩まで4回、赤い矢印に沿って一方向に表面をなでるように下ろします。
・次に、人さし指から薬指までの3本の指先を使い、鎖骨の上をグッと圧しながらゆっくりと3つ数えて終了です。

顔の下半分にたまった老廃物を、首元へと流して終了。
顔の下半分にたまった老廃物を、首元へと流して終了。

たった1分でアンチエイジング!顔のたるみを防ぐ簡単マッサージ

【4】口元の老け見え解消!「梅干しあごケアマッサージ」

あごがシワシワになり「梅干しあご」になるのは、ストレスによる食いしばりや口をすぼめる表情のクセが原因。これによって、あごにある「下唇を上に引き上げるための筋肉=オトガイ筋」を酷使して硬直することで「梅干しあご」が定着すると考えられます。

<STEP.1>圧をかけてほぐす位置を確認

オトガイ筋は下顎の中央部分にある表情筋。
・これを緩めるために、下唇の下からあごにかけて、左右対称の縦2列を左右各3か所、計6か所をほぐしていきます。

圧をかけてほぐす位置を確認

<STEP.2>あごを挟むように固定して、人差し指でほぐす

・はじめにマッサージに適した指の形をつくります。
・こぶしを握り、人さし指を立ててかぎ型に曲げましょう。この第二関節の側面を肌に沿わせてマッサージしていきます。

はじめにマッサージに適した指の形をつくります

・人さし指の第二関節の側面を下唇の下に当て、親指はあご下の骨に引っかけてあごを挟むように固定を。

・それから人さし指の第二関節の側面で「グリグリ」と小さな円を5回描きながら圧をかけます。骨をほぐすようなイメージで、Step1で確認した6か所に行いましょう。

骨をほぐすようなイメージで、Step1で確認した6か所に行いましょう。

骨をほぐすようなイメージで、Step1で確認した6か所に行いましょう。

【まとめ|口元が老ける「梅干しあご」を解消するマッサージメソッド4か条】
1.「梅干しあご」は食いしばりや表情のクセによるオトガイ筋の硬化が原因のひとつ。
2.オトガイ筋を柔軟にすることが課題で、人さし指の第二関節の側面で行うと摩擦が起きない。
3.骨をほぐすようなイメージで、深く圧をかけるように行うのがコツ。
4.口元のハリを復活させるには、こまめに行うのが解決の近道。

【村木宏衣さん直伝】口元が老ける “梅干しあご” を解消するマッサージメソッド

おすすめアイテム【2選】


【1】すっきりしたフェイスラインに導く「引き締め美容液」

クラランス V コントア セラム 50g ¥10,010
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クラランス「V コントア セラム」

クラランスは、重力に負けない肌をつくるのに重要な役割を果たしているのが、「18型コラーゲン」というたんぱく質であることに着目。この「18型コラーゲン」は、紫外線や大気汚染などの環境的要因によって70%が減少してしまうそう。そこで「V コントア セラム」では、このコラーゲンの生成を促進するため、オーガニック シバムギ エキスを採用。使用することでリフティング効果をもたらし、重力に負けない肌に導きます。また、脂肪代謝にアプローチする植物や、血液やリンパの流れを良くし、むくみを防ぐ植物も配合。二重あごのない、すっきりしたフェイスラインに近づけてくれます。

顔のたるみやむくみに勝つ!クラランスの引き締め美容液が成分強化でリニューアル

【2】簡単に顔下半分の筋トレができる「美顔器」

【種類:EMS】年齢を感じさせる顔の下半身を引き締めるウェアラブル美顔器。肌に優しくフィットし、しっかりとあご下から持ち上げてくれる頼もしさが。お休み前のリラックスタイムにお茶を飲みながら、読書しながらトライしてみて。ヤーマン メディリフト ¥27,500
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ヤーマン「メディリフト」

年齢とともに頬の位置や口角が下がったり、ほうれい線ができたり、二重あごになったりと、顔の下半分にたるみのサインが出てきがち。なぜかといえば、顔には表情筋と呼ばれる30種類以上の筋肉があり、これらの筋肉が使えていないと衰えてしまうから。でも、いくつになっても筋肉は鍛えることができるもの。とはいえ、すべてを鍛えればいいわけでもなく、リフトアップのために鍛えたい筋肉、鍛えてはいけない筋肉をきちんと分け、装着するだけで表情筋の筋トレができるのが、この『メディリフト』。しかもつけているだけだから簡単。なのに、5歳若返ったかのようにリフトアップが実現。

リフトアップの名品といえば!顔下半分の筋トレが簡単にできるヤーマン「メディリフト」

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2023.1.5 更新
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
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